金インゴットの枕で寝たい男のブログ

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155円→160円まで線路が引かれた?旨味を求めるマネーは止まらない!?

2024年4月25日(木)。対ドルで円が155円60銭超まで下落、とのニュースが日本経済新聞に掲載されていた。

 

今年3月下旬に150円ラインまでじわじわと迫り、そこから155円までは右肩上がりで推移していった。

 

そろそろ介入か!?米国経済の好調な伸びも頭を打ったか!?との報道も日々流れてきたが、結果として、財務省は「注視」を続け、米国経済は尚も消費者の旺盛な購買意欲に支えられて好調なままである。

 

米国の利下げ実施も先延ばし感も漂う中、超低金利の円は完全に置いてけぼりにされている。

 

 

イギリスポンドもえぐい。1£=194円じゃあ、現地で何も買えないのではないか?そもそも海外のインフレは日本と比較にならないくらいだし。


逆に日本を訪れる外国人観光客は、割安感を感じやすいとのこと。ま、そりゃそうでしょうよ(苦笑


僕には経済学とか、金融の専門的な知識は全く無いので、ここからは素人の戯れ言になることをご理解いただけるだけ読んでほしい(偉そうな書き方ですみません。)


個人的な見通しとしては、大きな流れとしてまだまだ円安は進むと思っている。

 

なぜなら、天下の財務省が円買いドル売りの為替介入しても、天文学的な金額が動く為替相場では勝ちきれないと思う。

 

一国が持つ外貨なんてたかが知れている(日本は相当なドルを保有しているが)ので、やっぱり儲けたい連中の円売りとある程度の期間戦うことは不可能だろう。

 

全世界の意表を突く絶妙なタイミングで介入し、5円くらい一気に円高方向に振ったところで、日米の金利差は開きすぎているし、ドル保有の旨味を知っている投資家たちはまた円を易々と手放してドルを保有していくだろう。

 

ただ、急な円高は一定数のドルロンガーたちを薙ぎ払って、一時的な恐怖心を市場に植え付けることに寄与するかもしれないが、人々はすぐに慣れてしまうので、投入金額に見合う心理的効果は目論見よりずっと少ないのかもしれない。

 

また、介入したレートはある意味、日本政府の防衛ラインとして意識されることになり、再度円安に傾き介入したレートに近づいたとき、日本政府は指をくわえて見ているだけ、ということができるのかも謎である。

 


国民が介入をより支持している世論に対して、日本政府は耳を塞いで耐えることはできるだろうか。

 

このレベルまで円安が進んできている状況では、もはや為替介入は諸刃の剣どころか、日本政府への信頼をさらに貶める結果になるかもしれない。

 

日本は膨大な額の外貨を持っているのだから、今こそそれを全力投入し、悪しき投機家たちを薙ぎ払い、また海外旅行できるような強い円になることを夢見る国民が、相当数いるのも問題であると個人的には思っている。

 

彼らは、ハワイ旅行に行けるか否かが判断基準なのだ。極めてミクロで偏った見方である。

 

いや、むしろ「ハワイ旅行」にずっとフォーカスし続ける人々がいるということは、まだまだ円高・デフレ環境の沼にはまっている層が一定数いることの証左であると考えると、空恐ろしくなる今日であった。

 

 

地盤沈下しているのは日本なのだ。

 

 

再浮上させるには、それなりの大改革が必要だ。

 

 

 

 

そんなことを考えつつ、ドル円のチャートを眺めている。

 

長文失礼しました。ちょっと穿った見方になりましたかね。